カルボナーラとは?

■カルボナーラ(Carbonara)とはイタリア語で「炭焼き風」の意味を持つ、ローマで生まれたパスタ。
チーズ、卵、黒こしょう、塩漬け肉を使ってクリーミーに仕上げたものが美味・・・ってもはや説明不要ですね。
日本でも鉄板中の鉄板、大人から子供までみんな大好きなパスタメニューです。
でもカルボナーラの起源は実に様々な説があって、本当のところはどうなのか未だによくわかっていません。
ここではそのいくつかをご紹介しましょう。

1.炭焼き職人が作った説
炭焼き職人が炭を焼きに山ごもりした際に、常温でも保存が効くチーズ、ベーコン、黒こしょう、卵を持って行き、仕事の合間にパパッと作ったのが由来とする説。

2.炭焼き職人に見立てた説
カルボナーラの上にかかっている黒こしょうを炭に見立て、「炭焼き職人がパスタを作ったら炭がかかってこんな風になるだろうな」とした説。

3.秘密結社説
19世紀ごろにイタリアやフランスで結成された秘密結社「カルボナリ党」は、その秘密を守るために自らを炭焼き職人に扮して活動しており、その党員たちによって作られたのが最初だとする説。

4.焦げた肉を炭に見立てた説
カルボナーラに欠かせない塩漬け肉。調理の過程で肉がこんがりと焦げ、それがまるで炭のように見えたので炭焼き風と名付けられたという説。

ちなみに管理人は1の説をずっと信じてましたが、2の説のほうが最近しっくりきてます。
イタリア料理の名前って「娼婦風」とか何かに見立てたものが多いですしね。

本場のカルボナーラと日本のカルボナーラの違い

■本場ローマ風のカルボナーラは生クリームや牛乳を一切使いません。ここが一番のポイントです。
また、日本ではベーコンのような燻製肉を使うのがポピュラーですが、本場では乳酸発酵させた生ハム(パンチェッタやグアンチャーレ)を使用します。
チーズに至ってはパルミジャーノ・レジャーノやペコリーノ・ロマーノ、グラナ・パダーノなどの旨味がぎゅっと凝縮されたハードチーズを削って使うのが本格的です。高いけど。

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